FACE PAINT JOURNALフェイスペイントジャーナルイベントにおけるしくみとしかけ

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Research 03 — Sponsorship

「露出」から「体験」へ:
スポンサー収益の天井を超える協業モデル

THEME: スポンサーシップFOR: 企画会社・広告代理店BY POOL

要旨 スポンサーシップは交渉・承認に時間がかかり、数にも上限がある。フェイスペイントを「スポンサーの代わり」ではなく「体験の質を上げる協業リソース」として設計すると、スポンサー収益に依存しない提案軸が生まれる。

スポンサーが、来場者とつながれていない

横断幕は素通りされ、ノベルティは捨てられ、MCの社名読み上げは聞き流され、出展ブースには立ち寄る理由がない。共通するのは、スポンサーが来場者の「時間」と「感情」に入り込めていないことです。

スポンサー収益の「上限の壁」

スポンサーシップは、交渉・稟議・クリエイティブ承認に時間とコストがかかり、会場の条件や競合関係から数にも限りがあります。企画会社が収益を伸ばすには、スポンサーとは別の軸で付加価値を積み上げる必要があります。

フェイスペイントを「協業リソース」と捉える

スポンサーはブランドの露出を買います。一方、フェイスペイントのブースは、企画会社がイベント体験の質を高め、提案価値を積み上げるための実装パートナーです。スポンサーが決まる前から動け、スポンサーが減っても影響を受けにくいのが特徴です。

4つの提案軸

  1. 体験型コンテンツ 演出の一部として「体験価値の向上」に直接応える。
  2. ブランドアクティベーション デザインにブランド要素を入れ、スポンサー枠とは別の予算で提案する。
  3. SNS拡散 来場者が投稿したくなる写真が、イベント後もオーガニックに届き続ける。
  4. スポンサー向けアクティビティ ロゴやキャンペーンカラーを顔にのせ、会場を歩く「動く広告」にする。

Field Note

2026年5月のビーチテニス国際大会「ITF 三浦オープン」では、主催者がまずスタッフにペイントをさせたことで来場者の列が自然に生まれ、出展者まで会場全体が彩られた。主催者は次の一手として、スポンサーのブランドコミュニケーションへの活用を挙げている。

予算の出どころが違う

スポンサーシップの予算は固定的で競合します。一方「体験演出」の予算は、クライアントの制作費・プロモーション費から確保できることが多く、代理店にとっては新しい提案軸になります。