Research 07 — Exhibition
その展示会、
「出るだけ」になっていませんか
要旨 展示会の成果が出ないのは、担当者の熱意の問題ではない。主催企業と施工会社のあいだにある「何を、誰に、どう伝えるか」を設計する役割が、どこにも置かれていないことが多いからだ。
役割の空白
主催企業は出展枠を提供するプロ。施工会社は依頼されたものを形にするプロ。どちらも役割を果たしています。けれど、その間にある「伝え方の設計」は誰の担当でもないため、相談しても戦略的な答えが返ってきにくく、前年の踏襲になっていきます。
見落とされがちな3つの視点
1. 来場者のリテラシーは、展示会ごとに違う
競合がひしめく展示会と、新しい市場を狙う展示会とでは、来場者の前提知識がまるで違います。同じ商品でも、伝え方は変えなければ届きません。
2. 情報発信以外の価値を用意できているか
「うちの強みはこれ」という思い込みは、新しい市場の芽を見えなくします。ときには強みと弱みの整理から、ときには展示会のための新しい求心力づくりから始めます。
3. 展示会は、社内にも効く
展示会は、従業員が自社のビジネスモデルを理解し、モチベーションを高める機会でもあります。外向きの成果だけで測るのはもったいないことです。
Checklist
マンネリ化した「やっつけイベント」になっていないか/代理店任せになっていないか/上長が求める成果が出ているか/人による接客の強みを活かせているか。
実践例
東京モーターショー2019では、主催者側の依頼でFUTURE EXPOの基調コンテンツを企画・運営し、車に描いてはがせる「カーペイント」で、来場者が車を「喜ばせる」体験をつくりました。